ネット銀行ってなに?手数料も無料で金利も高いので節約したいママパパにオススメ!
- fp_ito2018
証券会社で働きながらファイナンシャルプランナーとしても活動しているイトーです。「で、結局何すりゃええねん。」に答えたく、投資・資産運用に関する情報や自分の運用状況を公開しています! ・ファイナンシャルプランニング技能士 ・AFP ・証券外務員
「節約は地道にしているけど周りのママは投資とかはじめていて、取り残されている気がする。。」
そんなママも多いと思います。
インスタグラムの節約アカを見れば、意識の高いママが色々な投資に手を出しているみたいですし焦りますよね。。
でも、焦りは禁物。簡単にできることから、はじめて見ることが大事です、
では、何から始めるべきか?
節約とお金を上手に増やしていくという観点から、ネット銀行口座は非常にお得であるため、銀行口座を開設することをオススメします。
「何をすればいいかわからない!」という方は、まずはこの記事を読んでネット銀行の口座を開設してみてはいかがでしょうか?
ネット銀行は街中に店舗を持っていない銀行
そもそもネット銀行って何?と疑問があるでしょう。
ネット銀行とはその名の通り、インターネット上で自分のお金を管理することの出来る銀行です。
UFJ銀行やみずほ銀行との大きな違いですが、ネット銀行は街中に店舗を持っていません。
店舗や営業の社員がいないのでコストも安く、その分、利用者にとっても色々なサービスを低い手数料で提供できたり、金利が高いというのが魅力です。
ネット銀行は大きな企業が展開している
大きな企業が銀行事業としてやっていることが多いです。
例えば、「イオン」が運営する「イオン銀行」や、楽天が運営する「楽天銀行」、あのソニーも「ソニー銀行」として多くの利用者を抱えています。
イオンをよく利用している人は、「イオン銀行ってネット銀行なの?」と思うかもしれませんが、あれも立派なネット銀行ですよ!
ネット銀行は提携している各銀行やコンビニのATMも利用できる
「店舗がなかったら・・お金下ろせないじゃん!」
とは思わないかもしれませんが、「どうやってお金下ろすの?」「街中で急にお金をおろしたい時はどうすればいいの?」と思う方いるでしょう。
ネット銀行は各銀行やコンビニのATMと提携しているので、だいたいのATMからはお金を下ろしたり預けたりすることが出来ます。
違う銀行のATMを使うと手数料がかかるイメージがあるかもしれませんよね。
しかし、ネット銀行は手数料を安く抑えられるのが魅力のため、「毎月○○回までは無料」や「○○円以上は無料」など、条件つきでどのATMを使っても無料でお金の出し入れが出来るパターンが多いです。
これで、安心できますよね!
では、具体的にネット銀行のメリットはどういうものがあるのか?また、どういうデメリットがあるのか順に分けてご紹介します。
ネット銀行のメリットは手数料の安さと金利が高いこと
先述の通り、ネット銀行は街中に店舗がないことから、通常の銀行よりもコストを抑えて運用できています。
この抑えられたコストは、ネット銀行の運用会社がないないしている訳ではなく、利用者に還元されているんですね!
手数料と預金金利という形で利用者に還元されているのですが、この2つが大きなメリットです。
ATM利用手数料や振込手数料が安い!
銀行でかかる手数料といえばATM利用手数料や振込み手数料などがありますが、これらが従来の銀行と比べるとかなり安く設定されています。
こちらの表をご覧ください。
銀行 | コンビニATM手数料 |
三菱UFJ銀行 |
108円 ※時間外は216円 |
三井住友銀行 |
108円 ※時間外は216円 |
イオン銀行 |
108円 ※時間外は216円 |
住信SBI銀行 | 無料(上限あり) |
楽天銀行 | 無料(上限あり) |
ソニー銀行 | 無料(上限あり) |
UFJや三井住友銀行ではコンビニATMを利用すると、108円かかることがありますよね。
イオン銀行はかかってしまうのですが、住友SBi銀行、楽天銀行、ソニー銀行は上限はありますが、無料でお金を使用することができます。
ネット銀行は預金金利が高い
ここが大きなポイントです!
普通預金の金利が大手銀行の100倍程度まで設定されていることが多く、この金利目当てにネット銀行を利用する節約ママが増えているのです。
では、普通金利はどれくらい違うものなのか?大手銀行と比較してみたのでご覧ください。
銀行 | 普通預金金利 |
三菱UFJ銀行 | 0.001% |
三井住友銀行 | 0.001% |
イオン銀行 |
0.1% ※イオンカードセレクト保有の場合 |
住信SBI銀行 |
0.01% ※SBI証券口座保有の場合 |
楽天銀行 |
0.1% ※楽天証券口座保有の場合 |
ソニー銀行 | 0.001% |
三菱UFJ銀行と三井住友銀行のほかソニー銀行も0.001%ですが、イオン銀行、楽天銀行は0.1%となんと100倍の金利がついてくるのです。
これ以外にもネット銀行には独自のサービスもあります。
例えば、楽天銀行であれば「メルマネ」というサービスがあり、相手が楽天銀行を使っていれば振込先が分からなくてもメールアドレスだけでお金を振り込むことが出来ます。
ママ友同士のランチの支払いなどで立て替えたときに、「メルマネで振り込んどいて」というやりとりが増えているわけですね!
通常の銀行ではありえないサービスですが、ネット銀行ではこのようなサービスが展開されているのです。
ネット銀行のデメリットは顔を合わせて相談ができない
店舗がないので、面と向かって銀行員の方に相談をしたりといったことはできません。
もちろん手続きについてはコールセンターに電話をすれば問題ありませんが、最近は銀行で資産運用を始めたりする人も多いので、自分の資産について相談するというようなことはネットでは十分に出来ないのが現実です。
ただし、普通に生活している上では、銀行員の方に相談することなんてあまりありえませんよねw
それ以外のサービスに関するデメリットは正直ない!というのが、利用者の意見として伝えさせていただきます。
ネット銀行を利用すると年間でランチ1回分くらいの差が変わる
手数料や金利の面でお得なことは分かっても、実際にはどのくらいの違いがあるのでしょうか?
金額的に差が出るのはやはり「金利」なのでこの面から見ていきます。
メガバンクの普通預金金利は現在「0.001%」という数字が揃っていますが、楽天銀行やイオン銀行の普通預金金利は「0.1」%です(条件あり)。100倍ですね。
ちなみに条件というのは、楽天銀行は「楽天証券」に口座を持つこと、イオン銀行は「イオンカード」をつくること。なのでどちらも無料で達成でき、決して高いハードルではありません。
実際の受け取れる利息を比べると、
- 大手銀行に100万円預けた場合:年間の利息 10円
- ネット銀行に100万円預けた場合:年間の利息 1000円
となり、10年でいうと9900円もかわることになってしまいます。(税金考慮せず)
預ける金額が増えれば増えるほど大手銀行にあずけておくのは「もったいない」ということになりますね。
大手銀行よりもネット銀行はお得であることがわかりましたね。
しかし、ネット銀行といっても星の数ほどあるので、次にその中でもお得なネット銀行の選び方についてご紹介します。
ネット銀行は手数料・金利・その他の特徴で選ぶ
ネット銀行を選ぶ際は、先ほど挙げた金利や手数料はもちろんですが、毎日のように使うサービスになるのでスマートフォンでの使い勝手や機能も重視したいところです。
選ぶ上で最も大事な以下の点で主要ネット銀行を比較していきます。
- 手数料
- 金利
- その他特徴
これらをまとめるとこのようになります。
銀行 | コンビニATM手数料 | 普通預金金利 | 特徴(メリット) |
イオン銀行 | 108円※時間外は216円 | 0.1%※イオンカードセレクト保有の場合 | |
住信SBI銀行 | 無料(上限あり) | 0.01%※SBI証券口座保有の場合 | 1年定期預金金利:0.2% |
楽天銀行 | 無料(上限あり) | 0.1%※楽天証券口座保有の場合 | 楽天スーパーポイントが貯まる |
ソニー銀行 | 無料(上限あり) | 0.001% | 1年定期預金金利:0.15% |
甲乙つけがたい部分もありますが、楽天ユーザーであれば「楽天銀行」がオススメです。
普通預金金利、ATM手数料ともに最高レベルであることに加えて、楽天ユーザーにはうれしい「楽天スーパーポイント」が各種取引で貯まるという利点つきです。
しかし、だからといっても絶対楽天銀行という訳でもありません。
イオンカードを使っている人ならイオン銀行を検討するのもいいですし、定期預金に抵抗がなければ「住信SBIネット銀行」の金利が最も高くなるんでオススメですよ!
さらにネット銀行をお得に使う裏技!
イオンカードユーザーであれば、イオン銀行に口座開設すれば「0.1%」という普通預金では最高の金利が得られます。
もともとイオンカードを持っていたり、クレジットカードを増やすことに抵抗がなければイオン銀行は魅力的です。
また、楽天銀行でも「0.1%」の普通預金金利を実現できますが、条件としては楽天証券に口座を開くことが必要になります。
もちろん楽天証券の口座開設は無料なのでタダでこの金利が得られるうえ、楽天証券で投資をする際にも「マネーブリッジ」といわれるサービスで銀行と証券がつながっているため、わざわざ入出金をしなくても楽天銀行に入っているお金でそのまま株や投資信託を買うことが出来ます。
入出金などの取引をするだけでどんどん楽天スーパーポイントが貯まるので、楽天にアカウントを持っている人であれば最もお得なのは楽天銀行といえるでしょう。
さらに楽天銀行と楽天証券、どちらも口座を作ればもれなく1,000円の現金をプレゼントしてくれますので、それだけでも口座開設の価値がありそうですね!
楽天銀行の口座開設方法については、節約したいママパパ必見!銀行口座の金利が100倍になる方法しってる?ページで紹介しているので、こちらも合わせてご覧ください。