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ロボアドバイザーの選び方。運用範囲・完全手数料・82人の口コミ(運用実績)から判断を

Writer Profile
fp_ito2018

証券会社で働きながらファイナンシャルプランナーとしても活動しているイトーです。「で、結局何すりゃええねん。」に答えたく、投資・資産運用に関する情報や自分の運用状況を公開しています! ・ファイナンシャルプランニング技能士 ・AFP ・証券外務員

「投資って気になるけど専門知識もないし損しそうで怖い」というママパパも多いのではないでしょうか?

確かに、投資の代表である「株式」は、ある程度市況を見ながら購入する必要がありますし買うタイミングも売るタイミングも判断する必要があるため、ド初心者にとって急に「株を買おう!」というのは難しいといえるんですね。。

そんな「知識はないけどなにか投資を始めたい!」というママパパには、ロボアドバイザーがオススメです。

一部ではロボアドバイザーは手数料が1%ほど取られる情弱向けのサービスと言われていますが、果たして本当にそうなのか?

ロボアドバイザーとは何か?ということから、どのロボアドバイザーが最も儲かっているのか?という点もあわせてオススメのロボアドバイザーサービスをご紹介します。

ロボアドバイザーは手数料はかかるけれども、投資に興味があるけど勉強ができないという人にはオススメ

ロボアドバイザー」とは、投資初心者のために投資に関するアドバイスをロボットが行ってくれるサービスです。

アドバイスにとどまらず資産運用自体を自動で行ってくれるものも増えており、今では「お金を預けると勝手に投資をしてお金を増やそうとしてくれる」というサービスを指す言葉になっています。

このロボアドバイザーが初心者の投資デビューにオススメな理由は3つあります。

  • 少額から投資が始められる(おおむね10万円程度~)
  • 知識ゼロでもプロ並みの資産運用が出来る
  • なにも気にしなくても良い

特に最後の「何も気にしなくても良い」に尽きると思います。

基本中の基本ですが、投資は「安く買って高く売る」ことで利益がでます。

今安いと思う銘柄を判断して購入し、今が一番高いと思って売ると初めて利益を得ることができますが、それって投資のプロでも難しいことですし、その感覚を使うためには勉強が必要です。

また、勉強したとしても上がり下がりは実際に売り買いを続けないと判断ができません。

「勉強したくないなら大事なお金預けるなよ」的な人もいますが、手数料1%を払ったとしても儲かるなら私はありだと思います。

0.数%の手数料をケチって、自分で勉強し投資信託してみた結果、損をしたという人も多くいます。

完全お任せの「ほったらかし投資」ができるのがこのロボアドバイザーというサービス最大の魅力です!

日本で取引できる主なロボアドバイザーは9種類

最近は「ネット証券」と言われるオンライン上の証券会社の台頭で、手数料が安くなるだけでなく、こうした「ロボット」を活用した投資関連の商品は増えてきています。

日本国内で取引できる主なロボアドバイザーのサービスは9種類あり、主要な証券会社に加え、専門のベンチャー企業もちらほらあります。

WealthNavi
取扱会社:ウェルスナビ株式会社、SBI証券
楽ラップ
取扱会社:楽天証券
THEO
取扱会社:株式会社お金のデザイン、SBI証券
マネラップ
取扱会社:マネックス証券
マネックスアドバイザー
取扱会社:マネックス証券
投信工房
取扱会社:松井証券
FUND ME
取扱会社:カブドットコム証券
ダイワファンドラップONLINE
取扱会社:大和証券
クロエ
取扱会社:エイト証券

これだけ種類があると、この中でどれを選んでよいか、難しいところです。

では、ロボアド選びには何を重視するべきなのでしょうか?

売買を自動でしてくれる「おまかせ」が出来るかロボアドバイザーは6種類

冒頭でも説明した通り、ロボアドバイザーという名前でも、サービスの対応範囲が下記のように違うことがあります。

  1. その人にあった商品をロボットが判断しオススメしてくれる
  2. その人にあった商品をロボットが判断し最適なタイミングで売買してくれる

投資初心者の方には完全におまかせできる2のロボアドバイザーがオススメです。

上記9つのロボアドバイザーの中で「自動運用」を行ってくれるのは下記6つです。

  1. WealthNavi(ウェルスナビ)
  2. 楽ラップ
  3. THEO(テオ)
  4. マネラップ
  5. ダイワファンドラップONLINE
  6. クロエ

でも、まだ6つもサービスが残りましたw

次に、ロボットが自動で運用してくれることに対してかかる手数料が安いサービスを選ぶのがよいでしょう。

信託報酬と手数料と消費税まで含んだ完全手数料で判断を

ロボアドサービスの手数料は預けた資金のうち「年間○○%」を手数料として差し引く形となっています。

おおむね1%程度が基準になりますが、手数料はずっと発生し続けることになるので、この視点で手数料の高いサービスは除外してしまうのが堅実でしょう。

注意が必要なのは、手数料の表記の定義が会社によってバラバラなので素直にホームページに記載のある手数料を比較すると落とし穴があります。

ロボアドは、それ自体の手数料のほかにロボアドが購入した商品(投資信託)自体に手数料が掛かっている場合がほとんどです。(投資信託にこっそり掛かっている手数料を「信託報酬」といいます。)

この「信託報酬」を丁寧に手数料に含んでくれているサービスもあれば、記載していないサービスもあるので、ここではすべての手数料に消費税までを含めた「完全手数料」で比較してみます。

ロボアドバイザー 実際の手数料(年間・税込) HP上で記載されている手数料
WealthNavi(ウェルスナビ) 1.08%+0.2%程度 1.00%
楽ラップ 0.99%未満 0.99%
THEO(テオ) 1.08%+0.2%程度 1.00%
マネラップ 1.00%未満 1.00%
ダイワファンドラップONLINE 1.08%+0.3%程度 1.00%
クロエ 0.95%+0.2%程度 0.88%

このように、HP上の記載ではあまり差がなかった手数料でも、同じ条件で比較するとかなり差がつくことが分かります。

例えば、ウェルスナビと楽ラップは口座解説数が1,2位を争っており、手数料はほとんど変わらないと記載されている記事が多いのですが、実際は0.3%ほど違いがあるのです。

手数料で他社に差をつけているのは楽天証券の「楽ラップ」とマネックス証券の「マネラップ」であることが分かりますね。

人気上位のロボアドのそれぞれの特徴

次に、ロボアド人気(口座数・預かり資産)上位である4商品「ウェルスナビ」「楽ラップ」「THEO(テオ)」「マネラップ」について、それぞれどのような特徴があるのでしょうか?

ウェルスナビは預かり資産の最も多いロボアドバイザー

ウェルスナビは同名のウェルスナビ社が運用する、日本で最も預かり資産の多いロボアドサービスです。テレビCMも放映していますので名前を聞いたことがある人も多いかもしれませんね。

ウェルスナビに口座を作ることも出来ますが、ネット証券口座数日本一のSBI証券と提携しているため、SBI証券に口座を作ることでもまったく同じ「ウェルスナビ」が利用可能です。

楽ラップは完全手数料が最も安いロボアドバイザー

ネット証券業界2位、楽天グループの「楽天証券」が展開するロボアドサービスで、初心者にも分かりやすいつくりが特徴といえます。

先述のとおり実質の手数料はロボアドの中でもナンバーワンで、楽天証券の口座の中で他の投資商品ともあわせて管理が出来るので使いやすいとの声も多いです。

THEO(テオ)は外貨運用が基本のハイリスクハイリターン型のロボアドバイザー

「お金のデザイン」というベンチャー企業による新興ロボアドサービスです。エンジニア集団によるロボアドのため、そのテクノロジー自体には信頼できるものがあります。

見た目もスタイリッシュでかっこいい感じがしますが、外貨での運用が基本と「攻めた」投資が特徴です。

マネラップはマネープランを設定してから運用してくれるロボアドバイザー

マネックス証券が提供するマネラップは楽ラップと並び手数料が魅力的なロボアドです。

最初に自分のマネープラン(目標)を設定して資産運用していくのである程度最初に目的の金額や毎月の積立額がハッキリしている人向けかもしれません。

本当に儲かるロボアドサービスを82人の口コミから確認してみる!

人気上位のロボアドも、結局のところ使っている人が満足しているか(儲かっているのか)が一番気になるところです。

そこで、これらの上位ロボアドについて、それぞれネット上の口コミを確認してみました!

※それぞれ25人ずつ!合計100人!と思いましたがマネラップの口コミは7件しか見つからず、正確には82件の口コミです。あしからず。。。

調査方法は、GoogleやTwitterで運用実績を公開している最新の口コミ25件ずつ拾っていきました。

ロボアドバイザーの運用実績一覧はこちらになります。

実際にこれらのロボアドを利用している人たちの実績は過去のようになっていました。

損益率はどのロボアドバイザーも儲かっている

  1. ウェルスナビ:+8.9%
  2. 楽ラップ:+6.2%
  3. THEO:+3.6%
  4. マネラップ:+1.4%

どれもプラスで運用できているのはすばらしいですね!

さらに上記は運用期間を無視した実績になっているので、実際にこれらの人たちが運用している期間も掛け合わせ、1年間あたりの利回り(1年でどれくらい資産を増やしている計算になるか)を算出すると次のようになります。

年間利回り

  1. ウェルスナビ:+8.9%
  2. 楽ラップ:+6.8%
  3. THEO:+3.9%
  4. マネラップ:+2.1%

ウェルスナビ・楽ラップが強い結果となりました!

やはり人気と実力は比例するということでしょうか・・。

本当にオススメのロボアドバイザーはこれ!

実際に運用している人の口コミから判断すると、やはり結果を出しているウェルスナビ、楽ラップがオススメということになります。

この2つの中でも、投資初心者の方によりオススメなのは楽天証券の「楽ラップ」です。

「ウェルスナビのほうが若干実績がいいのに?」と思われるかもしれませんが、ウェルスナビが少し実績が上回っているのには秘密があります。

それは、簡単に言うとウェルスナビは「海外の資産で運用しているから」です。

海外の資産で運用すると為替の影響を受けやすくなり、資産は増えやすい反面、減りやすいという形になるのでリスクは高くなります。

まずはリスクを抑えて運用したいという投資初心者にとっては楽ラップのほうが向いているといえます。

また、楽ラップは完全に楽天証券のサービスなので楽天証券の口座にログインすれば、他の資産や銀行と合わせて簡単に管理できます。

色々な口座に口座を作るより、ひとつの証券会社で一括管理したほうが楽ですからね!

いずれにしてもロボアドによる資産運用は投資初心者にとってまずは第一歩としてはピッタリですので是非検討してみてはいかがでしょうか!

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