普通金利が高い4つのネット銀行!生活習慣で更に最適な銀行を選ぶ
- fp_ito2018
証券会社で働きながらファイナンシャルプランナーとしても活動しているイトーです。「で、結局何すりゃええねん。」に答えたく、投資・資産運用に関する情報や自分の運用状況を公開しています! ・ファイナンシャルプランニング技能士 ・AFP ・証券外務員
「ネット銀行がお得!」とインスタや雑誌で目にしたことはあるけれども、どのネット銀行を選べばよいかわからない…という方も多いでしょう。
例えば、普通金利だけでネット銀行を選びたい!という方は、こちらの表を参考にしていただければと思います。
普通金利 | 1年間の取得額(税別) | |
UFJ銀行(比較のため記載) | 0.001% | ¥40 |
楽天銀行 | 0.1% | ¥4,000 |
イオン銀行 | 0.1% | ¥4,000 |
住信SBIネット銀行 | 0.01% | ¥400 |
SBJ銀行 | 0.02% | ¥800 |
東京スター銀行 | 0.1% | ¥4,000 |
ジャパネット銀行 | 0.015% | ¥600 |
GMOあおぞらネット銀行 | 0.11% | ¥4,400 |
ソニー銀行 | 0.001% | ¥40 |
※預金400万円の場合
貯金は30代の平均貯金額より算出致しましたが、メガバンクはもちろん、選ぶネットバンクによっても1年間で4,000円近く支払われる利子が変わります。
使用している銀行を変更するだけで年間4,000円変わるのであれば、使用する銀行は変更するべきですよね!
金利だけで選ぶならばGMOあおぞらネット銀行になりますが、銀行はお金を預けておく場所であることから、生活習慣によっておすすめできるネット銀行はかわります。
例えば、
- よくあのコンビニでお金を引き落とす
- よく〇〇で買い物する
など、人によっては違いますよね。
ライフスタイルにあった自分にとって「最高の」ネット銀行の選び方をご紹介するので、ご覧ください。
ネット銀行選びで重要なポイントはATM利用料/振込手数料/普通預金金利/独自サービス
ネット銀行を選ぶ上で見るべきポイントは、5つあります。
- ATM利用料
- 振込手数料
- 普通預金金利
- 独自サービス
これを自分の生活習慣と合わせて、総合的に判断する必要があります。
例えばATMをたくさん使用している方であれば、「普通預金金利」が大きくても手数料を数回支払っただけでマイナスになってしまう場合もあります。
ですので、最適なネットバンクの選び方は、自分のライフスタイルにあわせていかに「ATM手数料」と「振込手数料」を抑えたうえで「最高の普通預金金利」を得るかということになると思います。
楽天ユーザーなら圧倒的に楽天銀行がオススメ!
楽天市場や楽天カードなど、楽天グループのサービスを使っている人にまずオススメしたいのは同じく楽天グループが運営する楽天銀行です。
楽天は楽天のサービスを使えば使うほどおトクになる傾向がありますが、楽天銀行も例外ではなく、金利だけでなく楽天市場でのお買い物もおトクになります。
楽天銀行の特徴3点箇条書き
- 楽天カードの引き落としに設定すると楽天市場で買い物した際にもらえるポイントが+1倍
- 取引や振込など、使えば使うほど楽天ポイントが貯まる
- 楽天証券の口座を開設すると普通預金金利が「0.1%」に
コンビニ・大手銀行ATMの手数料
セブンイレブン | ローソン | ファミリーマート |
0-7回 | 0-7回 | 0-7回 |
コンビニや大手銀行のATMでお金をおろす際の手数料ですが、楽天銀行の場合は残高により変わります。
具体的には、こちらの表をご覧ください。
合わせて記載されていますが、残高によって楽天スーパーポイントの獲得倍率も変わるため、できることであれば100万円以上は入れておきたいですね!
楽天銀行のメリット:楽天市場での買い物でもらえるポイントが+1倍
最も大きなメリットがこれです。
これには、楽天市場での買い物の決済を楽天カードにしている必要がありますが、その楽天カードの引き落とし先を楽天銀行に設定することで条件達成します。
普段の買い物をネット、特に楽天市場を活用している人にとってこの「+1倍」は非常に大きいです。
1万円の買い物をするたびに+100ポイントがもらえることになりますので、これだけで金利や手数料を超えるメリットといえますね。
また別に、楽天銀行の取引(入出金や振込)を行うたびに楽天ポイントが勝手に貯まっていくのも楽天ユーザーとしてはうれしいですね。
このような楽天お得意の「楽天ポイント」がザクザク貯まるメリットのほか、楽天銀行は普通預金金利においても国内トップクラスの金利を実現できます。
条件としては楽天証券の口座開設(+「マネーブリッジ」という連携サービスの設定)が必要になるのですが、こちらは無料で開設できるので実際には投資をしなくてもノーリスクで普通預金金利「0.1%」を実現することが出来ますよ。
楽天銀行は、楽天市場・楽天カード利用者はもちろん汎用度の高いネット銀行
楽天市場で買い物をしている以上もらえるポイントは半永久的に発生することになりますから、ポイント付与率を1%でも上げることは金利や手数料以上に気にすべきポイントともいえます。
楽天市場の買い物を楽天カードの決済で行っている人であれば、引き落とし先銀行口座は楽天銀行に設定したほうが絶対におトクです。
楽天カードをそもそも持っていない人であればこの際、カードも作ってしまってもいいかもしれませんね。
もちろん年会費は無料ですし、楽天カードは作っただけで数千ポイントがもらえるという大盤振る舞いをやっています。
ネットでの買い物はamazonのほうが安いと感じている人も多いかもしれませんが、実はこの楽天のサービスを使いまくることでもらえるポイントを増やせばamazon以上に安く買い物をすることが可能です。
そちらについては、簡単に楽天ポイントが10倍になる方法で節約上手に!記事で、解説していますので興味があれば是非お読みください。
イオンで日常の買い物をしている人ならイオン銀行がオススメだが、セブンイレブンでは使用できないので要注意
普段の食料や日用品の買い物をイオンでまとめてというライフスタイルの方は、イオン銀行がお得です!
地方の方だと特に多いと思いますが、よく買い物をする場所が決まっていればそれによって最もおトクな銀行は絞られると考えてよいと思います。
イオン銀行の特徴3点箇条書き
- イオン銀行ATMで365日24時間入出金が無料
- メガバンクのATMも無料で使える
- 給与受取口座に設定できれば普通預金金利は「0.1%」に
コンビニ・大手銀行ATMの手数料:イオン銀行はセブンイレブンは提携外
セブンイレブン | ローソン | ファミリーマート |
× | 1-5回 | 1-5回 |
楽天銀行と同じく、イオン銀行もステージによってお金をおろす時の回数が変わります。
楽天銀行と違う点は、イオン銀行ではセブンイレブンATMでの引き下ろしができない点。
セブンイレブンの数は多いので、これは大きなマイナスポイントかもしれませんね。。
使用回数はランクによって変わるので、こちらを参照にしてみてください。
イオン銀行利用頻度にあわせてスコアが付与されるのですが、そのスコアにより金利なども変わる訳です。
イオン銀行を、給与受取口座をイオン銀行に設定し、ネットバンキングの登録をするだけでゴールドステージとなり普通預金金利「0.1%」の条件を達成しますよ!
イオン銀行のメリット:イオン内にあるATMだと24時間365日入出金無料
イオン銀行は、イオン内にあるATMは365日24時間いつでも入出金無料なうえ、三菱UFJやみずほといったメガバンクのATMでも平日昼間は無料で引き出しが可能です。
自分の生活導線に無制限で手数料無料のATMがあるのは心強いですよね。
手数料面でも金利面でもトップクラスのネット銀行といえますね。
さらにイオンのヘビーユーザーであれば「イオンカード」は必ず持っておきたいですね。
イオン銀行との連携によるメリットはそれほどないのですが、イオンでの買い物でポイント「WAON」がいつでも1%分もらえます。
イオン内ではイオンカード利用者を対象にしたキャンペーン等も頻繁にやっているのでそれらに参加できるのも非常に大きなメリットです。
定期的にイオンに行く人はイオン銀行+イオンカードは必携!
生活のなかに「イオン」が溶け込んでいる人は特に郊外には多いことでしょう。
イオンカードとイオン銀行をセットで持っておくことはイオンを使う節約主婦の間ではもはや常識となっているようですね。
ネット(楽天)での買い物には楽天カード+楽天銀行、イオンでの買い物にはイオンカード+イオン銀行というふうに使い分けられるとベストですが、口座数を増やしたくないという人は、年間を通してどこで一番買い物をしているかによってメインバンクを決めるのがいいかもしれませんね。
コンビニATMで頻繁にお金をおろす人は東京スター銀行
頻繁にATMを使い、気がついたら結構手数料を払っている感覚のある人は、コンビニATMの利用手数料が有利な銀行を選ぶことで金利以上に得をすることになるかもしれません。
どんなコンビニでもかなりの回数、無料で使えるのが東京スター銀行です。
東京スター銀行の特徴3点箇条書き
- 月に8回までコンビニATMの手数料無料
- 他行あての振込手数料も月3回まで手数料無料
- 給与受取口座に設定できれば普通預金金利は「0.1%」に
東京スター銀行のメリット:無条件で月に8回のコンビニATM利用料が無料
東京スター銀行はどこのコンビニでも8回(月)も無料でATMが使えることが大きな魅力です。
特に決まった場所もなく頻繁にお金をおろす人は金利以上に手数料を払ってしまっていることが多いので、このATM手数料を抑えることは最も大切になるかもしれません。
さらに給与受取に東京スター銀行を設定することで普通預金金利が「0.1%」になるので、金利重視の人にもオススメの銀行といえますね。
「条件なし」でコンビニ手数料が8回も無料なのが魅力
東京スター銀行以外の銀行でも、コンビニ手数料がお得な銀行はあります。
例えば「ソニー銀行」はセブンイレブンのATMであれば上限なしで手数料が無料です。(しかしローソン、ファミリーマートは月4回まで)また、楽天銀行は「ステージ」によってATMの手数料無料回数が変わります。例えば残高が300万円以上あれば月に7回まで手数料無料となります。
しかし「どのコンビニでも」「条件なしで」ここまでお得なのは東京スター銀行くらいといえるでしょう。
定期預金金利で選ぶなら「キャンペーン」を調べる
しばらく使う予定のない、まとまったお金がある人は「定期預金金利」が最も高い銀行で選びたいですよね。
しかし実はこの定期預金金利は通常時のもので選ぶより、その時に開催されている「キャンペーン」で選んだ方がお得なことが多いのです。
期間限定や、金額指定のあるものなど人によって該当するキャンペーンも異なりますので、あらかじめ金額とどのくらいの期間預けるかをイメージした上でお得な定期預金キャンペーンを調べてみるといいでしょう。
ちなみに、定期金利の場合キャンペーンにもよりますが、1年間で金利は高くて0.2%ほどです。
まあ、使わないお金を預けるだけで少しでもお金を増えるということであればそれはいいことですが、それであれば、投資をする方がいいのではと私は思います。
投資を始めるにあたっての優先順位についてこちらの、なにから投資をすればいいの?投資すべき優先順位を紹介!で紹介しているので、投資に興味がある方はのぞいてみてください。
メインバンクはネット銀行にする時代
今やネット銀行の普通預金金利はメガバンクの100倍ともなっており、預金額が大きくなればなるほどネット銀行のお得度は大きくなっていますね。
メガバンクに100万円預けても年間の利息は10円ですが、ネット銀行だと1000円程度もらえることも可能ですから、大きな金額で数十年と使っていればその差は何万円にもなるほか、コンビニATMとの提携が強いネット銀行を使って手数料を抑えることでその差はさらに大きくなります。
ぜひ自分のライフスタイルに最も適した最強のメインバンクを探してみてはいかがでしょうか?