ポピー年長向け教材あおどり9月号をやってみて字が綺麗になったことに気づいた
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消しゴムはんこをひたすら彫り進める小学校教師(11年目)です( ̄∀ ̄)これまで56446256556年を担任。子育ての際に「どうしたらいいんだろう?」というよく教育現場で耳にする疑問を中心にお答えします。
ポピーを始めて5ヶ月が経ちました。
夏休みにランドセルを買ってもらったこともあり、いよいよ小学校入学へのカウントダウンが始まりました!
ポピー年長向け教材あおどりの過去教材のレビューについてはこちらにまとめておりますが、息子のポピーへの意欲は相変わらず高く、小学校で勉強をすることが楽しみな様子です。
私自身も小学校現場に身を置く中、入学前の子ども達の勉強への意欲は肌で感じています。
さて9月号では、5月号から始めた当初と比べ、ずいぶんと内容の高まりを感じました。
そして、着実に息子に力がついてきているということも感じます。「大きな変化」ではなく「確実な積み重ね」を感じた9月号をレビューします。
ポピーあおどり9月号の教材内容
- ドリるん
- わぁくん
- ほほえみお母さん
- わぁくんで使用する付録
教材は毎月同じ分量で届きます。
いつも通り、以上がひとまとまりでビニル包装されており、それ以外はお友達紹介キャンペーン等のチラシが入っていました。
他教材程ではありませんが、わぁくん用のすごろく等の付録が増えてきました。
わぁくん用の付録はいったん置いておき、ドリルんが終わってから遊ぶようにしています。
そして、タイムリーなことに「小学ポピー1年生」の案内も同封されていました。
9月からは父親の私が「ドリルん」を、母親が「わぁくん」を一緒に読む、という素敵な流れができたことで私の負担が軽減されました(笑)ポピーは、親が横についてやるようことで子供が集中して教材に取り組むことができるので、このように夫婦で分担することをオススメします!
コスパに関しては、1000円/月でどうしたら良いかわからない入学準備をしてくれ、本屋の入学準備教材のコーナーで無駄遣いしなくて済むというのは大きなメリットだと思います。
子どものために、何か準備をしないといけない!けれども、どうしたらいいかわからない、けれどもお金をそこまでかけたくないという人には、ポピーはすごくオススメだと思います。
そしてあまり勉強勉強していないので、「勉強=負担」という意識を植え付けることなく、無理のない学習基盤の形成ができるので大変満足しています。
ポピーあおどり9月号はどういう教材内容でカリキュラムを達成しようとしているのか?
では、教材内容はどのような内容になっているのか?
教材内容について確認していきます。
- 洞察力
- 数の合成・分解
- 語彙力
では、教材内容と合わせてご説明いたします。
洞察力を学ばせる教材
9月号のメインテーマが「洞察力」です。
「理解した法則に早く正確にあてはめる力」ではなく「法則を仮定し見つけ出す力」のことだそうです。
「法則を仮定」→「あてはめてみる」→「間違ったらもう一度仮定」という洞察のくり返しこそが、科学的思考の基本だと書いていました。
まったくもってその通りだと思います。
「洞察力」の教材はまさにその目標を達成するためのものでした。
決まった順番で並んでいる動物たちの間に、その法則を見つけて動物シールを貼るものや、迷路の分かれ道にある記号の一方を選び続ければゴールまでいけるというものなど、多岐に渡りながらも、その全てが子どもに「考えさせる」よう作られていました。
親としては「難しいんじゃないか?」と思ったんですが、息子は楽しそうに「あ、わかった!」とCMのようなリアクションで喜びながら取り組んでいました。
一つだけ、私が見ていない時に勝手に取り組んでいた色ぬりの教材があったんですが、間違えて色を塗ってしまっていました。
色ぬりなので、やりたい気持ちが高まったのはわかるんですが、やはりモチベーション面も含めて、親の目の前でさせるということは大切だと感じました。
数の合成・分解を学ばせる教材
今月号で息子が「いちばん楽しかった」と言っていた教材の一つが、数の分かれ方のパターンを見つける教材です。
足し算と引き算の基本となる考え方が身につく教材でした。
5匹のねずみのうち、3匹がポットに隠れたら、あと何匹がハンカチの下にいったのかを考える問題でした。
日本の算数は昔から「2+3=?」という=(イコール)の先を求める形式が主流ですが、近ごろは欧米に多い「?+?=5」という正解が複数ある問題形式に注目が集まっています。
この教材はそういった、数を何パターンかに分解する考え方の基本が身につくと感じました。
また、息子がこれを楽しいと言っていたのは少し意外でしたが、小学校入学への展望が開けたような気がしました。
語彙力を高める教材
過去のポピーあおどりで、こつこつと練習してきた平仮名もずいぶん難易度が上がってきました。
「を」や「ゆ」「む」など、1年生でも難しく感じる子が多い字が今月号には盛りだくさんでした。
ポピーの平仮名を覚える教材は、多くても4回程度書けば終わるので、子どもにとって負担にならないです。
また、字の練習は副次的な目的であることが多く、楽しむついでに字を学べることが良い点だと思います。
今回も字を書いて出来た名前の虫を下の絵から探したり、親指や人差し指など、指の箇所と結びつけたりするもので、息子は楽しみながらも唯一の苦行である「字の練習」をさらっとこなしていました笑
実際にポピーあおどり9月号をやってみた感想
ポピー年長向け教材であるあおどりの9月号は「洞察力」をメインテーマに「調整力」「語彙力」「順序力」「空間力」等たくさんのテーマ別に教材が組まれていました。
5月号から始め、毎月取り組む中、様々な課題を復習して高めていくカリキュラムが組まれていることを感じます。
「いつもより簡単やな」ということはなく、きちんと力が積み重ねられています。
9月号の「洞察力」教材は、小学校へ入学してから、とにかく大切な「試してみる」という活動の基盤になると思います。
なんでもやってみる、「こうかな?」と仮説を立ててみる、間違っていたらやり直せばいいだけ。
楽しみながらも確実に基盤形成されていくので、シンプルに小学校の先生として「よくできているな。」という感想です。
親が調整しながら3週間で終わらせた
教材にかける時間はいつも同じですが、ほっておくと勝手に進めおそらく1週間かからないと思うので、親が調整しています。
それでも休み休みで3週間程で終わらせていました。
ポピーのような家庭用教材は親の目が必要不可欠だと思います。
一番の理解者である親がいかに目を光らせ、飽きさせない、やりすぎないペースでさせるかはとても大切なことです。
どういう様子でとりくんでいたか
ポピーを始めた5月、ポピー5月号のレビューでも書いていますが、とてつもなくモチベーションが高かったですw
親としては、まぁ、持って3ヶ月かな。と思っていましたが、見くびっていました。息子もポピーも。笑
とにかく変わらないポピーへの熱意。
「9月号やりたい!」と「志村どうぶつ園見たい!」のテンションが同じなのです!笑
9月のテーマ「洞察力」の教材は、説明してあげなければどういう問題なのかわからなかったものがありました。
しかし、説明すれば「もうそれ以上言わんとって!自分でやる!」とやる気満々で取り組んでいました。
とにかく変わらないモチベーションに両親ともに驚いています。
ポピーあおどり9月号で子どもが喜んだ点とつまづいた点
教材をやりきるまでに、子どもが喜んだ点とつまづいた点についてもご紹介していきます。
喜んだポイント
ドリルんにはシール教材が多く、1シートにたくさんのシールが貼ってあります。
その中でも、ヒーローの顔シールに最初に目が行き、「これ、早くやりたい!」ととても楽しみにしていた教材がありました。
これは変身前のヒーローの顔とヒーローの名前から、変身後にはどのような姿になっているのか考える「洞察力」の教材です。
例えば、「ふえるせんたいフエルンジャー」は、変身前に頭に付いている棒が変身後には数が増えてツノになっています。
ノーヒントでそれに気づき、正解のシールを貼るわけですが、これが案外難しく、とても楽しんでいました。
「わかった!!反対になってる!」「頭のやつが一つだけ増えてる!」等、自分の気づきを楽しむ様子に、自分も教師としてこういう気づきを与えてあげられるような授業づくりをしたいと思いました。
つまずいたポイント
今回とくに、という訳ではありませんが、やはり息子は文字の練習だけはあまり好きではありません。
たった4回の練習すら少しめんどくさがります笑
しかし、おそらくこれは以前取り組ませていた平仮名教材によるものだと予想されます。
私がその平仮名教材をさせているときはかなり厳しく、「ズレた!」「もっと丁寧に!」と完全に「指導」していました。
その「指導」が息子の意識の中に「文字を書く=負担」となったのだろうと反省しています。
「やりたいことをやりたいだけやる」を軸にできるポピーに出会えて、セーフ!と思っています。
もし、独自に買ってきたものを「やらせて」いたら、入学前に勉強嫌いを生んでいたかも…と思うとゾッとします。
ポピー年長向け教材あおどり9月号をやってみた感想
ポピーを継続して取り組んできたことで、息子に着実に学力の基盤が形成されてきていることは確かです。
9月号は「洞察力」をテーマに科学的思考の基礎を養うという狙いのもと教材が組まれていましたが、これまで以上に、まんまとハマっていたように思います。
教材全体と通して、大きな負担もなく最後まで子どもも楽しくできました。
今月号で5ヶ月となりますが、いちばん効果として現れてきているのが字の綺麗さです。
最近お友だちからお手紙をもらい、返事の手紙を息子が書いていたのですが、見本の字をよくみてしっかり真似ることができるようになっています。
そして、速書きにならず、まるで迷路をやっていたときのような丁寧さで運筆ができていました。
これには母親の方もびっくりしていました。
大きさ、書く速さが均一化されていて、小学校1年生でもここまで丁寧に字を書けるかな?と感心しました。
我が子のことで贔屓目に見ている部分はあるかもしれませんが、ポピーによって形成された力だと感じています。
ここまで、ポピー年長向け教材あおどりを続けてきて、息子は「できるはず」「できた!」体験を繰り返していることで、小学校での勉強が楽しみになっていますし、自信を持って学習に入れるとおもいます。
今度、学習机を購入するのですが、私自身が小学生だった頃はおもちゃ箱、遊び用だった学習机を、息子はきちんと学習用に使えると思います。笑
机に向かう習慣がつけば、私が常日頃小学生に言い続けている「読書の習慣」も自然と身につくことだろうと思います。
ポピーは頭の中の学習基盤の形成だけでなく、勉強に対する心構えや習慣の形成にも大きく役立っていると思います。