肌の仕組みを理解して肌荒れ対策を!

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大阪の都島にある鍼灸整骨院Refine。「元気を取り戻す。自分磨き」をコンセプトとして美と健康を自分の力で取り戻すための施術メニューをご提供しています。お客様からよく相談される、ママの美容と健康の疑問に答えるような記事を配信します。

いくつになっても、「綺麗で透き通るような肌でいたい」。

女性であれば多くの方が望んでいることかと思います。

鍼灸整骨院Refineにも、毎日たくさんのお客様がさまざまな肌のお悩みを抱えて美容鍼を受けてきていただいています。

このページでは、そんな女性のお悩みである肌トラブルをどのように解決するのかを理解するために、肌の仕組みについてご紹介します。

肌の構造とそれぞれの役割 

肌の構造とそれぞれの層がどう言った役割があるのかを説明していきます。

まずは肌の構造についてご説明します。

  • 最外層:表皮
  • 真ん中の層:真皮
  • 最内層:皮下組織

それぞれの役割について、ご紹介します。

表皮

肌の一番最外層にある表皮。表皮事態も下記5つの層に分かれています。

  1. 基底層
  2. 有棘層
  3. 顆粒層
  4. 淡明層
  5. 角質層

表皮の働きはザックリ言うと「垢を剥離する」事です。

表皮の最深層(基底層)で細胞分裂が行われ、その際に生じた上皮細胞(垢になるもの)が約30日かけながら、上の層へと上っていき最後の層で垢として剥離されます。

またシミができているのもこの表皮にある基底層なんです。

基底層には「メラノサイト」といって紫外線を浴びるとメラニン顆粒という物質を産生します。(日焼けなど肌を黒くする物質です)

本来は、細胞分裂する過程でメラニン顆粒も一緒に剥離されますが、このメラニン顆粒が基底層に沈着してしまうとシミとなります。

真皮

肌の真ん中の層にある真皮。

真皮は下記4つから構成されています。

  1. 膠原繊維(コラーゲン)
  2. 弾性繊維(エラスチン)
  3. ヒアルロン酸
  4. 線維芽細胞
  5. 毛細血管(1番細い血管)

それぞれをさらに詳しくご紹介します。

膠原繊維(コラーゲン)

コラーゲンが多く集まって出来た繊維。真皮の約70%を占めており、皮膚の強度を保持しています。強度保持のため硬い繊維となります。

弾性繊維(エラスチン)

エラスチンが多く集まって出来た繊維。皮膚の弾力性を保持しています。弾力性保持のためゴムのように柔らかく、伸縮性がある繊維となります。

ヒアルロン酸

膠原繊維と弾性繊維の間にあり水分の保持・調節をしています

※老年化すると膠原繊維は増殖し、弾性繊維は変性・断裂、ヒアルロン酸は減少します。それにより皮膚の弾力性は失われ肌の張り感はなくなり、また水分量も減少するためシワ・たるみとなっていきます。

線維芽細胞

コラーゲン・エラスチンなど真皮の成分を作り出す働きがあります。

毛細血管

カラダの栄養分や酸素がこの血管を通り物質交換を行います。

しっかりと栄養や新しい酸素が交換される事でコラーゲンやエラスチンが産生し、お肌の状態も良くしてくれます。

皮下組織

多くの脂肪細胞からなる組織です。

皮膚と筋肉・骨をつなぐ役割もあり、また外力に対するクッションにもなります。

肌のそれぞれの役割については理解できましたね?

では、この肌はどのようにして活動しており、どういう原因で肌荒れを引き起こすのかについてご紹介します。

肌のターンオーバーとは?

肌は常に新しい肌を生み出すために活動しています。

お肌の最外層である表皮の肌周期のことをターンオーバーといいます。

肌の構造で説明したように、表皮が約1ヶ月の時間をかけ古い細胞を「垢」として排出し、新しい表皮(肌)を生成していく活動のことをターンオーバーというんですね。

ターンオーバーするとどうなる

肌のターンオーバーが起こると、古い肌の細胞が排出され新しい肌の細胞が生成されます。

またシミやニキビ跡などは表皮の層にある為、ターンオーバーの効果で徐々に薄く、無くなっていきます。

ですので、活発にターンオーバーすることで綺麗な肌をキープできるということをおぼえておきましょう。

ターンオーバーの周期

では、一般的にどれくらいのスパンでターンオーバーしてるのか?

基本的に「年齢×1.2~1.5倍の日数」がターンオーバー周期と言われています。

  • 10~20代の方:約30日
  • 30代の方:35~45日
  • 40代の方:48~60日
  • 50代の方:60~75日
  • 60代以降の方:90日前後

年齢が重なると共に細胞分裂の周期も遅くなるため、自然とターンオーバーの周期も長くなります。

また、食生活や睡眠時間の乱れなどでもターンオーバーの周期は長くなり、古いお肌の細胞がずっと顔に残ったままという状態になるので気をつける必要があるといえるでしょう。

美肌とは肌がどういう状態なのか?

ターンオーバーをすることで綺麗な肌の状態をキープすることができるということがわかりましたが、そもそも「美肌」とはどういう状態を指すのでしょうか?

そこで美肌といわれる状態について6つご紹介します。いづれかが当てはまる状態が美肌であると判断してもよいかと思います。

潤いのある肌

肌の表面にある角質層におよそ20%~30パーセントの水分を常に保ってます。

20%以下になるとカサカサやツッパリ感といった乾燥肌の症状が出てきます。

なめらか肌

凹凸のないきめ細やかでモチモチした肌です。古い角質が溜まると肌のごわつきが出てくる

張り弾力のある肌

頬を指で押して弾むように押し戻される肌

血色の良い肌

ターンオーバーが規則正しく血行が良く透明感のある肌

艷やかな肌

水分と脂分のバランスが良くカサつきやテカリのない肌

美肌を保つための生活習慣

女性には『エストロゲン』という女性ホルモンがあり、肌の弾力を保つコラーゲンや水分量を増やす働きがあり若さを保つといわれています。

エストロゲンは卵巣から分泌されるのですが、卵巣機能は30代後半から衰えていく為、エストロゲンの分泌量も徐々に減少します。

さらに閉経後の更年期に入ると急激にエストロゲンの量は減少するため、肌トラブルが生じやすくなります。

肌が荒れてくると、パックやピーリングジェルなどを使って念入りにスキンケアをすると思います。

もちろんスキンケアをすることはとても大事なことです。しかし、体外だけでのスキンケアになってしまうと、その場しのぎにしかならず、後々治したくてもなかなか治ってくれません。

ですので、まずは体内環境を整えましょう。

体内環境を整える主な項目として

  • 睡眠
  • 食事
  • 運動

基本的にはこの3つです!

この3つについてさらに詳しくご説明します。

美肌をキープするための睡眠方法

睡眠中は「美容に不可欠」な成長ホルモン(若返りホルモン)が多く分泌されています。

成長ホルモンには皮膚の修復・再生、皮下組織の水分維持、ターンオーバーの促進など若い肌をつくり、維持するという重要な役割を担っているんです。

眠る事で紫外線や乾燥、外的刺激で傷ついた皮膚細胞の修復や再生を行なってくれています。

また、肌荒れの改善・予防には睡眠が1番といわれるほど大事です。

ゴールデンタイム(就寝後3~4時間後のこと)の質をあげ、成長ホルモンの分泌量を増やし、寝不足によるターンオーバーの乱れを整えることが重要です。

また就寝時間が不規則なひとは睡眠の質が低下しやすくなっているので、日々の生活リズムを整える事も大切です。

ここで寝る際のPointが!

就寝前は脳を起こさない!!

もし寝る直前や眠りについてすぐに起こされたら、誰しも不機嫌になると思います。

脳も同じで寝る準備に入っているところ起こしてしまうと脳は不機嫌になってしまい成長ホルモンの分泌が悪くなり、また体が疲れた状態で朝を迎えちゃうんです。

肌によくない睡眠前の行動とは?

  • 就寝前にスマートフォン・テレビ・パソコンなど脳に刺激を与える明るい光をみる(脳神経の1つである視神系が働くことで脳が活動するために起きるからです)
  • コーヒー・紅茶・緑茶などカフェインが入っている飲料を飲む(カフェインは興奮作用があり、脳の活動が活発にしてしまいます)
  • 就寝前に食べ物を食べる(消化する際、脳の命令で内蔵に血液が多く流れ血行が良くなり、深部体温が高くなります。反対に手足など末端部分は血流が少なくなり冷えが生じ寝つきが悪い状態にもなります)
  • 熱いお湯でお風呂やシャワーを浴びる(熱いお湯は交感神経優位になり、深部体温も高くなります。また脳にも多く血液が循環し活動するため起きてしまいます)

基本的に目が覚めてしまうような行為を就寝前にすると脳は起きてしまいます。

美肌にオススメの睡眠前の行動とは?

  • 寝る前はスマートフォンなどを触らず、ストレッチやセルフマッサージなど体がリラックスできるようなことをする。(ストレッチなどでリラックスすることで全身に血液がいき手足末端が温まることで寝つきが良くなります)
  • ホットミルクなど温かい飲み物を飲む(温かい飲み物を飲むことで、一度上がった深部体温が下がっていくことで自然な眠気を誘発します。また温かいカップを持つことで手足末端が温められ、深部体温の放熱も促してくれます) ※飲み過ぎは注意!むくみの原因になります。
  • 食事は就寝の3時間前までに済ませる(食事直後は上記に書いている通り血液が内臓に多く流れ、深部体温が高くなることで寝つきが悪い状態になります。しかし消化が終わってからは栄養を血液と一緒に全身に届けようと働くので、深部体温は下がり寝つきがいい状態になります)
  • 就寝の1~2時間前にぬるめの温度(40℃前後)で入浴をする(ぬるめのお湯は全身の血行を良くしてくれます。10~15分つかることでしっかりと体が温められ、1時間~1時間半くらいの時間をかけ深部体温は下降していき眠気を誘発してくれます)
  • 朝目覚めたら、日光を浴び、体内時計をリセットすることで夜寝付きやすくなります。また就寝時間と起床時間が規則正しくなるため、生活リズムも整います。

美肌になるための食生活とは?

美しい肌の素となるのは食べ物です。偏食や食生活の乱れなど、栄養バランスが悪いと肌老化は進みます。

美肌をつくる基本は「五大栄養素」にあります。

五大栄養素とは、

  • 炭水化物
  • 脂質
  • タンパク質
  • ビタミン
  • ミネラル

の5つのです。

また、近年では肌の酸化を抑える抗酸化作用のある食べ物なども注目されています。

ではどの栄養素が不足・過剰になることで体や肌にどういった影響を及ぼすのか説明していきます。

炭水化物

炭水化物は体にとっての一番のエネルギー源で、脳が働くためにも使われます。

不足すると体温が下がりイライラしやすく疲れやすくなります。

また、脳が体に栄養が足りないと判断して体にエネルギーを蓄えようと働くため脂肪がつきやすい体になります。¥摂り過ぎた場合は、皮膚の皮脂分泌が過剰になり抵抗力(バリア機能)が失われるため、肌が荒れやすい状態になります。

脂質

脂質は最も効率が良いエネルギー源で、体温の保持・皮膚を守る・潤いを与える・脳の働きを正常にする・ビタミンを全身に運ぶ働きがあります。

不足すると肌はカサカサになり、髪もパサパサするようになります。摂り過ぎた場合は、皮脂分泌が多くなりニキビができやすくなります。

タンパク質

タンパク質は筋肉や皮膚を含む臓器、血液を作る材料で、酵素やホルモン、免疫抗体の素にもなります。

不足すると体力や免疫力が低下し、体調を崩す原因にもなります。

また、美肌に欠かせないエラスチン・コラーゲン・ヒアルロン酸はタンパク質の繊維からできているため、シワ・たるみの原因にもなります。摂り過ぎた場合は、肌への影響は特にありませんが、タンパク質はエネルギーとなり蓄積していくため体重が増えていきます。

1日の摂取目安としては50gです。

また1回で50g摂取するのではなく、3回程度に分けて摂取しましょう。

タンパク質にも動物性タンパク質(肉、魚、卵)・植物性タンパク質(豆、野菜、果物、穀類)があるためバランス良く摂取するようにしましょう。

ビタミン

ビタミンは体の調子を整える働きがあります。

ビタミンにも色々な種類があり、ビタミンA・B群・C・D・E・Kがありますが、美容に必要とされるビタミンは下記の4つになります。

  • ビタミンA
  • ビタミンE
  • ビタミンB郡
  • ビタミンC

では、それぞれのビタミンの美容効果についてご説明します。

ビタミンA

肌や粘膜の健康を維持し、弾力のある肌を作ります。また抗酸化作用もあるため、肌老化の原因となる活性酸素から肌の細胞を守る働きもあります。

アンチエイジングには欠かせない栄養素です。

ビタミンE

強い抗酸化作用を持ち、活性酸素から血管や細胞を守ります。強力なアンチエイジング効果が期待できます。さらに、毛細血管拡張作用がある為、血行促進に役立ちます。

鉄やタンパク質と一緒に摂って血の量を増やしつつ流れを良くしていきましょう。

※ビタミンA・Eは脂溶性ビタミンと呼ばれ、水に溶けにくい性質があるため体に蓄積します。大量摂取をすると過剰症になる為注意が必要です。

ビタミンB郡

ビタミンB郡とは、ビタミンB1・B2・B6・B12・ナイアシン・パントテン酸・葉酸・ビオチンという8つのビタミンをまとめたものです。

美容に関わってくるビタミンは主にB1・B2・B6の3つ!

ビタミン1
糖質代謝に関係し、不足すると糖質をうまくエネルギーに変えることができず、余った糖質が脂肪に変わり蓄積し肥満を引き起こします。蓄積することで炭水化物や脂質同様、肌が荒れやすくなります。
ビタミンB2
「美容ビタミン」と呼ばれるほど美容効果が高いと言われます。脂質の代謝に関係し、不足すると脂質が蓄積していく為ニキビの原因にもなります。また肌のターンオーバー周期を整え、皮膚や粘膜を正常に保ってくれます。
ビタミンB6
タンパク質の代謝に関係してきます。不足するとタンパク質の代謝がうまく行えず、コラーゲンやエラスチンなど古くなったタンパク質を新しいタンパク質に変えることができず、古いタンパク質が残ったままの状態になります。

ビタミンC

肌のハリや弾力を維持するのに必要な、コラーゲンの生成をサポートしてくれる働きがあります。

また毛穴を引き締め、代謝を促進させる働きや強力な抗酸化作用もあるので、しわ・たるみの改善やシミの発生を抑えてくれたり、体の酸化(老化)を抑えてくれる働きがあります

※ビタミンB群、Cは水溶性ビタミンと呼ばれ、水に溶けやすい性質で体に残りにくいです。その為一度に多く摂取せず、何回かに分けて摂取するようにしましょう。

また空腹時より食後の方が吸収されやすい為、食後に摂ることをオススメします。

ミネラル

ミネラルは体の生理作用や代謝の調節作用を整えてくれます。

直接美肌に関係することはありませんが、美肌を作る土台となる栄養素であり、ミネラルを摂ることでビタミンやタンパク質の効果を最大限引き出してくれます。

ミネラルとは主にナトリウム・マグネシウム・カリウム・カルシウム・鉄・亜鉛などのことです。

※ミネラルは基本、体外(食品など)からしか摂取することができません。またミネラルそれぞれで不足・過剰症を引き起こすこともある為、摂取量には注意が必要です。

運動

運動といってもウォーキング・ランニング・トレーニング・趣味のスポーツなど幅広くあり、どれがいいのかわからないという方が多くいらっしゃると思います。

肌を良くするための運動とは、何をやっても大丈夫なんです。

運動をする意味としては、筋肉を動かし全身の血流をよくし、老廃物の排出を促すことで栄養をしっかりといきわたらせるようにすることです。またターンオーバーにも良い影響が出てきます。

しかし、ハードな運動は全身の酸化(サビ)を促し、肌老化のスピードを速める事になります。

自分に合わせて、体に負担がかかり過ぎないよう意識し、続けて行くことが大切です。

例.ウォーキング
 週3~6回 1日30分~1時間程度

ちなみにここで one point!

朝の運動(外での)は体内時計をリセットし、体が起きてからの運動なので血液循環がより上がり、基礎代謝もUPします。ダイエットにも期待できますね!

美容鍼で肌荒れ対策をすることも可能

肌荒れ原因の一つとして紫外線があります。

紫外線は肌にかなり大きなダメージを与え乾燥、しみ、シワを引き起こす大きな原因となります。

それを防ぐためには全てにおいて『保湿』が一番になります。

しかし、化粧水などでは、角質層までしか浸透しません。

そこで美容鍼の登場です!

美容鍼は手の届かない真皮層に刺激を与える事によってコラーゲン、エラスチン等の美容成分が出てくるので美肌に近くということですね!

お肌にトラブルを抱えている方は、ストレス、自律神経の乱れ、睡眠不足、胃や腸の不調などの原因も考えられますのでそういったお身体の不調や内臓機能を高める施術も期待出来ます。

美容鍼については、美容鍼への疑問を一挙回答!期待できる効果と効果を持続させるための自宅ケア方法ページで詳しく記載しているので是非ご覧ください!

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