ポピーあおどり1月号をやってみて学習面での最終準備がはじまったことを実感
- show0range
消しゴムはんこをひたすら彫り進める小学校教師(11年目)です( ̄∀ ̄)これまで56446256556年を担任。子育ての際に「どうしたらいいんだろう?」というよく教育現場で耳にする疑問を中心にお答えします。
1月。年長の子どもを持つ親は年が明け、いよいよ小学校入学が迫ってきますね。
息子は年長の4月にポピーお試し見本を取り寄せ、1月まで毎月ポピー年長教材あおどりを続けてきました。(その様子はこちらにまとめています。)
これまでの積み重ねの甲斐あってか、読み書きの力が備わり、一人で長めの絵本を読み切るようになるなど、確かに力をつけていると感じています。
ポピー年長教材であるあおどり1月号はどのような内容だったのか?教材内容や子どもにどのような変化があったのかについてもご紹介します。
ポピーあおどり1月号の教材内容
- ドリるん
- わぁくん
- ほほえみお母さん
- わぁくんで使用する付録
いつも通り、以上がひとまとまりでビニル包装されており、それ以外はお友達紹介キャンペーンや「小学ポピー1年生」への入会案内等のチラシが入っていました。
ちなみに、「しあげのポピー」という仕上げ教材の案内が入っていたので申し込むことに。3月か4月に取り組ませようと計画中です。
どんな教材内容でカリキュラムを達成しようとしているか
ポピーあおどり1月号は、1ヶ月を通して下記の能力を身につけることができます。
- 空間力
- 語彙力
- 足し算の基礎
もちろんこれまでの積み重ねで身に付く内容もありますが、1月号は上記を意識した教材内容となっています。
教材内容と子どもがどのような様子でとりくんだのかについてご紹介します。
「空間力」を学ばせる教材
「空間力」がメインテーマになっていることはこれまで何度かあり、最初は「また空間力か」と思っていたのですが、1月号の教材内容を見て、パワーアップしていることに感心しました。
めくった裏のページに正しくシールを貼る教材
空間力」でもう一つ印象的だったのが、見開き右側のページの写真のものの配置を覚えて、めくった裏のページのブランクに正しいもののシールを貼るという教材です。
(こちらが表ページ)
(こちらが裏ページ)
一応何度も見直していいということだったのですが、息子は一回で正しくシールを貼り、これも自慢気に「こういうのは得意やねん」と言っていました。笑
ちなみに私はこういう記憶系は苦手なのですが、トランプの神経衰弱が得意な息子にとっては朝飯前だったようです。負けました。笑
アングルチェンジしても同じ座席を把握する教材
縦方向に走っているバスに乗っている動物たちを、右折して横方向にアングルチェンジしても同じ座席に座らせるという教材がありました。
小学校教師目線で言うと「これできる子は図形問題大丈夫やな」という印象です。回転させたものを想像することは高学年でも苦手な子もいます。その基礎の基礎が今月号で展開されていました。
息子はこちらの思いを他所に、あっという間にシールを適切な箇所に貼り終え、「簡単やったわ」と自慢気に教えてくれました笑。私もこういうタイプの問題は昔から得意だったので、そういうところも似てくるんだなと思いました。
「語彙力」を学ばせる教材
「語彙力」の教材でもパワーアップを感じたものがたくさんありました。
助詞とそうでないものの違いを学ぶ教材
「お」と「を」、「え」と「へ」、「わ」と「は」の助詞とそうでないものの違いを身につけさせる教材です。
小学校低学年期にぶつかる子はぶつかる壁なのですが、未就学のこの時期に感覚としてわからせるということが本当に大切です。
ポピーを継続してきたことで、短い文であればすらすらと読めるようになった息子はしっかり読みながら正しいシールを貼っていました。大人が説明すると難しくなることですが、感覚的にできるようになるということはとてもありがたく思います。
イラストをもとに正しく助詞を使うことを学ぶ教材
もう一つ「えんぴつをかく」「えんぴつでかく」の違いをイラストで比べさせながら「言葉と言葉をつなぐ助詞」を身につけささる教材がありました。
イラストがあることでこちらも感覚的に学ぶことができ、「かめがとぶ」と「かめをとぶ」の違いや、「わたしはねこ」「わたしのねこ」の違いをしっかりとわからせることができます。
これもクオリティの高い教材だと感じました。
足し算の基礎を学ぶ教材
いよいよ小学校入学が近づいてきたなと思わせる教材が「足し算の基礎」を学ぶものでした。
さんかくが飛んできて合体するのですが、足し算の基礎だけでなく図形感覚も身につけられるという優れものです。
足し算自体は息子はもともと繰り上げも含めできており、簡単に教材を進めていましたが、イラストが魅力的だったこともあり、楽しんで取り組んでいる様子でした。
ポピーの最大の魅力は「イラスト力」なのかもしれないと感じました。
1月号では子どもが慣れたこともあり親の負担も最低限に
11月号はモチベーションが低下し、12月号はモチベーションが上がりすぎた結果一気にやりきってしまいましたが、1月号では次のページに進む前に一度パパに見せるという約束のもと進んでいきました。
過去の経験より管理をすることなく進めると、間違いが目立ち一気に終わらせてしまうこともあるため、1月号からこのやり方に戻すことで、正しく教材内容を理解しながら、きっちりと力をつけることができると感じました。やはりポピーは親がきちんと見る必要がありますね。
ペースとしては、3週間ほどで「ドリルん」を終わらせ、「わぁくん」は自分で好きな時に眺めていました。
1月号まで毎月継続して教材をやっていると子どもも慣れてくるので、親の負担も最低限でしたし、自学の力もついてきたように感じました。
教材内容ですが、1月号は小学校一年生の学習に直結するような内容にシフトチェンジしていってることを感じる内容でした。
同じことを繰り返すだけでなく、少しずつ難易度やアプローチを変え、自然と入学時における学習基盤を形成していけるようカリキュラムがしっかり組まれていることを実感します。
「教科書の内容を先にやっておく」という単純なものではなく、「教科書の内容を理解するために必要な力を養う」という目的が明確に見え、ポピーを継続してきてよかったと思っています。
実際にやってみた子どもの様子
喜んだポイント
今月号で息子が喜んだのは「語彙力」の教材で、「だれが」と「どうした」の主語と述語をシールで埋めるというものでした。
やはりイラストがわかりやすく、また面白いので、クスクスと笑いながら取り組んでいるのが印象的でした。
今月号の「語彙力」の教材は、息子だけでなく、私も教師として指導の仕方の参考になったため大人も喜んだ教材となりました。笑
つまずいたポイント
こちらも「語彙力」の教材なのですが、ひらがなが何段か並んでいるところから文字を辿り、絵にあった文を作り出すというものです。
息子は「うわ、これは難しいわ」と珍しく困っていました。
しかし、教材が丁寧に段階を踏んでくれていることで、いざやると時間はかかったものの、間違えずに最後までできました。
またイラストのわかりやすさもあって、最後は「できた!」と嬉しそうに達成感を味わっていました。
1月号は小学校入学準備がきちんとできる教材内容だった
ポピー年長向け教材あおどり1月号は「小学校入学準備がいよいよ始まった」という印象が強くあります。
息子にとっては「いつも通り」のポピーだったようですが、小学校教師をしていると教材を見ていて「あぁこれは将来こういう問題を解くのに大切だな」「これができるということは図形問題は大丈夫かも」等、具体的に小学生になった息子のことを考えることができた内容でした。
教材の満足度はお世辞抜きで100点です。
ポピーを始めて9ヶ月。
息子自身も継続しながらも内容がパワーアップしてきたことで、小学校入学への学習面での不安がなくなった以上に「勉強好きやから、早く小学校いきたい」と自信が湧いてきたようです。
ポピー「あおどり」も残すところ2ヶ月、そして「しあげのポピー」も注文させていただいたので、最後まで力を伸ばせるように、今後もしっかり親が寄り添って取り組ませたいと思います。